シュテルンが。そっか。迎えに来てくれたんだね。後で、ありがとうしなきゃ。[店番でミスをして落ち込むたびに何度も元気付けられた言葉を聞けば、少しだけ浮上する。彼の優しさが嬉しくて、でも同時に戦いきれなかったことが申し訳なくてやっぱり泣きたくもなってくる。そんな天幕越しのやりとりをしていると、訪問者があった。急いで目を擦って迎え入れる]