[行くつもりはない、というクレステッドの言葉を聞いて、力が抜けた。
信じるのか、という問いに泣きそうになる]
信じる…信じます
信じたいんです…
皆、王子が憎いなんて
王子を殺したいなんて、そんなことあるわけがない
[もしそうだとしたら、今まで自分が見てきたものはなんだったのか
いや、見えていたはずのものを見ないことにしていたのではなかったか
小さく頭を振った]
落ち着くまで、もしかしたらここが一番安全なのかもしれません
王子もきっと無事です
きっと、元の生活に戻れます
[自分に言い聞かせるように言っていた**]