[目には、何も映らない。
ただ、瞼の裏に映し出されるようにして、
ほんのりと浮かぶ光があって。
耳ではなくこの心に、届く言葉がある。]
[んん、変わらないっていうか、>>6
成長しないなお前! って、いつも言われてたなァ、
だから、きっと、これは性分で。]
[泣き笑いのような笑顔が、見えた気がしたんだ。>>7
語ってくれる言葉が、声が、少しずつ霞んで遠ざかる。
なんだか、考えることがぼんやりとして、
けれど、そうして笑ってくれる笑顔が、嬉しくて、
――… 胸が締め付けられるような、心地がする。]