[その問いかけに答えはあっただろうか。去っていくローの背に、慌てて]ね、ねえ!レッくんは…、ローゼンハイムさんはどこ?![と叫んだが、その返事は聞けなかっただろう。切なそうな声で褐色の彼の名を呼んだシェイの身体を引き寄せて「大丈夫だよ」と安心させようと優しく身体をさすった。]