[感じたものは、恐怖。相手は私を認識している。つまり、私が見えている。この姿になってから、どんなに知らない人が近くにいようと恐怖は感じなかった。なぜなら、相手が自分を認識していないから。でも、彼女は────]あ………ぁ…………ごめんなさ……………私……人と話すの怖くて……わ、私は……アイリス……サーヴェスタ……です…[ガクガクと震えながら言葉を紡ぐ。心の中ではいつものように、大丈夫、大丈夫と落ち着けながら。そんな時、残酷な投票が行われているとは知らずに。]