[私が名を名乗ると、ベルは質問>>+5をしてきた。
私が死んでいるのか、どうか。
先ほどの会話と、この質問を聞くに、彼女は自分が死んだと自覚しているようだ。
その彼女と話せている以上、やはり私は死んだのだろう。
僅かだが、顔が曇る。やはり自分が死んだ、と明確に知るのは、齢を重ねた身でも複雑なものがある。
質問には、覚えている限りを答える。]
私は…警報が鳴る前、だったのかな。
まだ、この船が平和だと、多分全員が思っていた頃。
部屋にいて、誰かが来たんだろうね、ノックの音がして…。
部屋の、扉を、開けて…。
…そこから先の、記憶はない、んだよね。