――ねえちゃん!?[しっかり気付いて、ヨアヒムの声のした方へと駆け寄る。>>+19]ねえちゃん、ごめん。でもおれ、もう――――[言葉は最後まで続かなかった。何故なら少年の視界の先には、暖かそうな赤と白の上着に、真っ赤なスカートをはいた姉の姿があったから]