人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


【墓】 団長代理 ソマリ


[だが、愛していたのかといわれれば自信はとたんになくなった。
 愛の詩も謳うが、将来を誓い合った仲になれるか、といわれれば、アランにとってはノーであった。
 愛しているのには違いはないが、だがそれは特別であったか? といわれれば困るのである。

 この見解の相違で何度もケンカもした]

[結局は怖かっただけである。
 たった一人を何より選んでしまったら、自分は共に戦う兄を見捨ててしまうのではないか? と。
 兄は、騎士だから。愛するものを守るために剣を手に取るのは必然。
 だが、我が身を守ることに秀でる、歪な何かはどうするのだろう。

 関係を進めることで、変わってしまうことが怖かった]

(+19) 2014/04/06(Sun) 02:20:03

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