[思う所を告げた後、見上げるのは頭上で揺れる雪色の花弁。そこから零れる甘い香りに目を細めた後、視線は再び魔導師へ] 今、起きている事に対して、私は何もできない。 だから……投げ出さぬというあなたの言葉を信じて、待つ。 けれど。[ここで一度、言葉を切って] 何も出来ぬからこそ……あなた自身も、どうか無理をしないでほしい、と。 そう、願うよ。[そんな言葉を投げかけたのは何となく。魔導師が目的のためには無理をしてしまうような、そんな風に思えたから。**]