[その、直後] う……、っ[激しい地鳴りとともに、吐き気を覚えるほどの、ひどい瘴気に襲われる。魂が、何かに引きずられそうで――] み、んな…… だいじょ、ぶ……?[これに飲まれたら、今度こそ完全に消滅してしまうかもしれない。自分ですら、こんなにも辛いのだ。耐性のない者が受けたら――] っ、……[苦しむ者がいたなら手をさしのべ、その瘴気の奔流が過ぎ去るまで身を低くしてじっと耐えた]