頑張りは十分見せてもらったって。
……カサンドラは強いな、本当に。
俺なんかの比にならない。
[それは物理的な強さではなく、心の強さ。
最初から彼女を殺せる気のしなかった己との違い。
このような時程女性は肝の強さを見せると言うが。]
言っただろう? 自分のことなんて形振り構わず
本気で俺に向かってきてくれたことが嬉しかった。
カサンドラらしくない無謀さだった。
……それに、俺が優しいカサンドラをそこまでさせてしまったのかって。
[人狼としての闘争本能で、彼女の殺意が嬉しく感じられたのだろう>>6:194。
それだけでなく――申し訳なさと嬉しさが同時に存在していた。]