人狼物語−薔薇の下国

502 温室世界の住人たち


【墓】 仕立て屋 エルナ

今も、私には彼のコエが聞こえている。

初めて彼のコエが聞こえた時、
赤い靄が見えたと、彼は言っていた。

もしかしたら、それが切っ掛けだったのかもしれない。

[自分自身できる限りをと、記憶を辿り出した推測を伝える。
そんな中、私の指を不意に何かが絡む感触に気付いた。
視線を落としても、そこには何もない。
けれど、たしかに仄かな温かい重さが感じられて。
理由は分からない、けれどどうしても失いたくない、と。
その重さを包み込むように、緩く手を握った*]

(+17) 2018/06/27(Wed) 21:11:18

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby