えー?迷惑掛けたつもりなんてないんだけどなー?
ユーリエにも特に何も言われなかったし…。
[怒られても相変わらず退く気は無いのかただ首を傾げるばかり。
―地上で彼らが共にあった時間はそう長い訳では無いが、いつもいつもこの調子だった。
主に彼が自由意志の名目であれこれやらかした時だが今回と同じような理由も何度かあった。
そんな彼らが他の悪魔達から母子扱いされていた事など、少なくとも彼は知らないし興味も無いのだが。]
……ユーリエを置いてく気なんて、ある訳無いじゃん!でもしょうがないじゃん、突然霧に飲まれたと思ったらコレなんだもん!
[―ちなみに彼は遠くからの視線にも覚えのある天使の気配にも全く気付いて居ない。]