……[ゲルトが去った後、ふるりと身体を震わせる。なんだか寒い。もうずいぶんと長いこと、お日様の光りを浴びていないような気がしてきた。]…寒い…。[傍で今だ眠るローゼンハイムを見て、しばし逡巡したあと、自分もそっと同じ毛布の中へと潜り込んだ。]……あったかい…。[ローゼンハイムの規則正しい呼吸と心拍を聞きながら、再び瞼を閉じる。>>*11>>*13だから、今日はいつも来てくれるロー・シェンの気配がすごく遠いところにいたとしても、気づけなかった。**]