― ??? ―終わるはずじゃ、なかったのか。[ 満身創痍の体も、べとべとだったはずの軍服も『初めから存在しないモノ』かのように何もない。茫洋と視線を彷徨わせて……誰かの、呼ぶ声がした>>+0>>+1 ]――――……ぁ[ 歌われる祈り>>+5に促されるように、立ち上がると、何もない荒野から、現実と夢幻が重なり合う空間が視界に ]