――下層、ねぇ。
[神子が告げた言葉>>*2には思う所があった。
伝承が正しければ、下層の更に下には魔界が在り、鬼族の祖先はそこから現れたというのだから。
そう思考に沈んでいた所で、神子の思わぬ言葉に瞬いた]
妖魔の掃除って……アンタそんなことまでしていたのかい?
ああ、いいさ、後はアタシらの力でなんとかするから。
[ね、と、力強い眼差しを相棒へ向ける。
それからこちらを案ずる神子へ]
アンタもね。
無理するな、と言ってられる状況でもないけど……八竜でもなんでも、相手できるものなら引き受けてやるさ。
[少しでも神子の背負うものを減らせれば、と努めて声を張り。
ひらりと手を振って、下層へ繋がる門を潜った*]