― 4年前の話 ―
[>>1:29それを聞いた時には「止めとけ」と言ったものだ。
彼女が体術壊滅的なのは知っている。
何度か練習に付き合いもしたが、てんで向上しなかった。
教え方が悪いのかと試行錯誤したものの、結局センスと体力が無いのだという結論に達したのだった。
そんな中での彼女の思いつきに、それはそれは反対したのだった。]
せめてまずは身体を鍛えてから…。
そのためにも、睡眠はちゃんと取らねぇと。
カッちゃん、市街からの通いだろ?
それで馬と起床時間同じにって…どんだけ早いんだよ。
寝不足で倒れても知らねぇぞ?
[とさんざ忠告したにも関わらず、彼女は頑なに決行して結果――]