[護花は既に意識を取り戻していただろうか。 未だ眠ったままなら蓮花の上に横たえ、しばし思案した後、外套を脱いでその体の上へ掛ける。 単に乱れた着衣を隠すため、といった風の無造作な動き] もはや選に関わりなき者に、何を聞くことがあると言うのだ。[薄い笑みと共に告げられた言葉>>38に怪訝な顔をする。 四君子がこのように言葉交わすのは稀と、少なくとも氷華はそう認識していた。 ハルトとの対話が蓮魔の心境を変化させた>>*2とは知らぬこと]