[アイリと初めて出会ったのは1年ほど前のこと。あの時のアイリは言葉の発し方が今より少し硬く、他国から来たと言うことが容易に察知出来る状態だった。彼女の格好や肌の色なども、大陸ではあまり見ないものであったため、出身地の大まかな位置も予測出来て。物珍しさもあっていつもの調子で声をかけたのだ。ことあるごとにスキンシップを取ろうとする仕草が新手の物取りと勘違いされて退治されかけたのは、今となっては良い想い出]