[未だ言葉のみを交わす相手がゾフィヤを見た。>>39かけられた言葉にきょとんとした様子だ。此処がすでに戦場であろうとも、構わずくすりとしていたかもしれなかった。――直後、彼女の表情が翳りを帯びなければ]あ……、[彼女の内心の触れがたいところに近付きすぎたかも。そう思って視線を伏せたが、返ってきた言葉は率直に澄んでいた]……、そっか。[それ以上はゾフィヤから何かを告げることはなかった。交わすべきものは他にあったからだ]