― 魔導師の研究室 ―
[視線巡らせる魔導師>>+12に習うように、周囲を見回す。
見ただけでは異変が起きているとは思えない、色とりどりの花々。
この中に、病を抱えたものがいるのか、と。
そんな事を思いながら、司書は魔導師に視線を向ける]
……なあ、長殿。
そもそも、私たちは……なん、なんだ?
[零れ落ちたのは、ふと浮かんだ疑問。
それは、以前から抱えていたけれど、答えが出なくて沈めていたもの]
ああ、いや、その。
私たちが花と縁深い花精である、というのは認識している。
ただ……なんというか。何故、このような在り方をしているのか、というのが、その。
以前から、気になっていて、な。
[恐らく、今を置いてそれを聞く機会はないだろうから。
浮かんだそれを、躊躇いながらもぶつけてみた。*]