[それから行った場所をくまなく探し回ったが、やはり本体は見つけられなかった。]自室にも展望ラウンジにも医務室にもないなんて……これじゃあまた何かあった時、私は……私は………っ!![再び展望ラウンジへ戻ってきた私は、その場に力なくへたり込み、スカートの裾を両手で強く握った。そして、悔しさで頬を濡らすのだった。]本体に戻る事以外の解決策なんて考えつかないよ……!どうしろって言うのよ![悲痛な叫び声はどこまで聞こえただろうか。きっと、誰にも聞こえていないのだろう。]