ふぁみちきへのほのかな恋心をひた隠しにするめるひー。
だが、そんなこととはつゆ知らず、ふぁみちきは
親友ろーぜんはいむと薔薇を愛でる日々。
めるひーは知っていた。知ってしまっていたのだ。
ろーぜんはいむが、ふぁみちきに友情以上の
想いを抱いていることを。
それは女の勘だったのかもしれない。
友人が抱く性別を超えた禁断の想い、
それを知りつつも、彼女もまた
ふぁみちきへの想いを抑えきれなくなってゆく。
ろーぜんはいむさえいなくなれば・・・!
人は、時に狼よりも気高く、そして残酷になれるのか。
次回「ろーぜんはいむを殺したのは誰か?」
・・・綺麗な薔薇には、棘がある。