[次に目を開いた時、空には依然月が輝いていて、傍には優しい誰かの気配があった。>>+4]――― っ、………あ、あたし、……。ごめんなさい、お願い、叶えられなかった………。[命を落とす寸前の恐怖を閉じ込めたみたいな色は瞳から瞬時に消え去ったけれど、代わりに色濃い悲痛を浮かべ、相手の顔を見ることも出来ないまま、謝罪の言葉を口にした**]