[自分が人狼だったのか、それは未だに確信を持てていない。パニック故の暴動と言われれば、そうなのではないかとも思える。
ーそれならば、人狼と人間の境目とは何だろうか。ガルーが体内にいれば人狼なのか。僕はずっと、自分は人間だと思っていたのだが...
そういえば、死んだのだったか。
ガートルードさん、それにナネッテさんには迷惑をかけたな。いつか謝らなくては。
ーしかし、不思議だ。僕はこうして考えている。意識がある。死後の世界とは存在したのか。
科学的にありえない、そんな事などないのだろうか。いやはやワクワクしてきた。
そういえば、五感もあるような気がする。
それに、声も....声!?]
はっ!
[バッと起き上がる。ベタと言わず王道と呼んで欲しい]
ここは...
な、なんだ、壁の材質からこの部屋、それに...
[自分の寝ていた場所を見つめてみる]
み、見覚えがある...知らなくない天井だ