― 回想・3年前 ―[遊びに誘うシュテルン>>148に、最初に見せたのは戸惑いの表情だった。 何より貴族らしい振る舞いを求められた娘に、無邪気に遊び回る時間などほとんど与えられず。 病に侵されてからは尚更、部屋に閉じ籠もり切りになってしまっていた] あそ、ぶ……?[小さく首を傾げれば、シュテルンは半ば強引にでも、左手を取り街へ連れ出しただろうか]