─── あげる。飲めば、治癒が早まる。[握り込んだ掌を広げ、ヴィンセントの方へと持ち上げる。掌にあったのは、紅色の小さな粒が2つ。メルヒオルの血を凝縮して固めたものだ]つぎ、あるでしょ。やすまなきゃ。[勝ち負けのことは口にせず、かと言って、頑張れなどという応援も素直には出来ず。ただ次の舞闘のことを告げて相手を促す。メルヒオル自身は、もう少しだけ休めば、観覧席に移動するくらいのことは出来るようになるだろう*]