…そうだ。ひとつだけ、聞いてもいいですか?フィオン殿は、なぜ『知っていた』のですか?私には、フィオン殿に敵意はないことくらいしか、わかりませんでした…[ふと、降って沸いた疑問に、フィオンは答えてくれるだろうか。答えがなかったとしても、知らなくていいことなのかもしれない、と自分自身を納得させて、駐屯地の行く末をゆるりと見守ることに。*]