……そう、ですか。やっぱり、そういう……。……命を、[自分の胸へ手を当てて、視線を落とす]僕は……自覚はないんですけど、たぶん、そう……なんでしょうね。ここを、撃たれて。…………あの、[顔を上げ、思い詰めたような視線をカークへ向けた]外務大臣が……トライブクラフト伯爵がどうなったか、ご存知ないでしょうか?一緒にいた、ユリシーズ・フォン・ベルンシュタイン氏も……![自分は、父たちを護ることができたのか。それだけは確かめておきたかった]