『宮にほど近い所にも、陰気の高まりがある。 我らもまずは、この地の護りを固めねば。 ……あれらが安心して帰還出来るようにするためにもな』 はい![大祭の後より今までの間、護り手の許にあった剣は、今は次代の手に渡されている。 故にかつて、護り手に任じられたばかりの頃手にしていた剣を抜き、地へ軽く突き立てる]『――地脈霊起』[宣と共に、地の奥にある金気が脈動し、妖魔にこの地へ近付くを厭わせる結界を生じさせる。 それに重なるは、同じく地の護りを受け持つ玄武神の水陣>>+6]