それでもよければ、「謝りますよ」?[きっと彼女は己の中に、未だ『人間』があると幻視しているのだろう。『人間』を傷つけたらかなしい、くるしい。そんな、当たり前な罪悪感が、今も俺の中にあると期待している。『ガルー』によって作り変えられた脳の中には存在しえないものなのに。己の言葉を背で受け止めた少女(>>5:+11)は何か、言葉を返してきただろうか。どんな言葉が返ってこようが、謝る気はない。己がどんな言葉を積み重ねようとも、そこにあるのは空虚なのだから。]