[蜘蛛の糸は切られた。後はただ、墜ちていくだけ。どこまでも、どこまでも。天へと伸ばした前脚は悲しく虚空を掻くのみ。そこに一筋の希望など、有りはしない。] 自分、また失敗をして。これで何度目っすか。 もう、飽き飽きだってのに。 終わらない、終われないっす。 終わらせて、もらえないっす。[全ての決着を、付けるために。その日まで呪縛が解かれる事はないのだろう。死をもってしても、解かれない程の因果なのだから。]