[着替え等もあるためユーリエとは一度別れ、治療その他の準備を行う]
カードは……問題無いね。
[枚数と状態を確認し、腰のカードホルダーへとカードを仕舞い直し。
着替えを済ませた後、胸元の絆石に手を触れた。
意識を向けても、以前のような身の内に蠢くものを感じない]
……安定したか。
まさか、これが記憶喪失の原因だったとはなぁ。
[記憶を取り戻した今、あの時何があったのかをはっきりと思い出せる。
何のことは無い、絆石の力を使ってみようとして、暴発を起こしたのが事の真相だった。
ぐるりと身の内を巡っていたのも絆石の力で、安定せぬが故に影響が出ていた、と言うことらしい]