[ メイン・サロンに集まった面々のやりとりを目撃する。
やはり誰もこちらの姿が見えていない。
触れることもできないのだろう。わざわざ触れにいくような真似は下品で嫌悪感があるので、やらないのが彼だが。 ]
どいつが人狼か……こうなるとどうでもいいなあ………。
[ 自分にもう危害が及ばない、もう痛くないとなるや否やこれである。 ]
が………そういえば、私の頭痛は、なんだったのか………ガルーに寄生されていたのか…………。
[ それがわからないままだ。だが頭痛は消えた。もう気にしなくていいのかもしれない……考えるのが億劫だ……と思える。 ]
まあ蛮族どうしで好きなだけ殺し合いでもしていればよいわ。
私は"彼ら"の深淵な考えでも覗くとするか…………『ラグナロク』がその扉になるかもしれん、ならないかもしれん……………。
私がなんでこんな目にあっとるのか…………そっちのほうが重要だ………。
[ ふらふらとその場を後にする。なんとなく第1エリアに向かってみるが、探す当てがあるわけではない。
ふわふわとした幽体?と、同じようにふわふわした気分が心地よく、散歩気分で艦内を徘徊する。
生前?が嘘のように平和だ。
追い詰められた人狼の自爆>>3:382も、
ゲオルグが二人目の犠牲者を出した>>3:378のも見なかった。
とくに後者は見なくてよかったろう。
カシムと同じ殺され方は、彼の平和をまたも壊してしまうだろうから ]**