[どうやら、少しは落ち着かせることができたようだ。
表情も少し明るくなり、声>>+5も相変わらず小さいが先ほどのような不安定さはなくなっていた。]
そうだね…。こうして話せるだけでも、気が楽になるし。
二人いれば、この状況も何とか出来るんじゃないかな?
[何がどう何とかなるのかはわからないが、励ますように言う。
その言葉は、自分自身にも小さな励ましになった。
移動しましょう、と言われ、部屋を見渡す。
確かにこの歪んだ暗黒の空と、先ほどの乱戦の影響か壊れた照明により、部屋は暗闇に閉ざされている。
お世辞にも、長居したい環境ではない。
明るく頷き、彼女について展望ラウンジを出た。]