[ぼう、っとした意識のまま。うっすらと目を開く。緑の景色。懐かしい、学校の中庭の風景。ああ、また夢を見ているんだな――と。そう思った。夜毎見る、懐かしい夢。その後に必ず訪れる、血塗られた夢。けれど――] ラヴィ…スノウ……?[手を伸ばした先。ふわりとした感触を撫でながら、そちらへ視線を向ける。視界に入ったのは、ふわふわとした懐かしい2匹。そして――教官時代に着ていた東方の衣服ではなく、軍服を纏った自分の腕]