…──わたし、です、か?[共に来て欲しいという声>>+3に顔を上げれば、同行を許された時と同じ表情が見えた。バルタザールがどんな思いで発したかは解らない。けれど、共に来れるかでは無く、来て欲しいと願うその言葉が──一緒に先を進むことが出来ると信じてくれている、タチアナにそう思わせてくれて。収まることは無いかもしれないと思わせた震えを遠退かせてくれた。だから、タチアナは迷う事無く、確りと頷きを返し]