…それ。まだ、持っててくれたんだ。[久しぶり、という彼女の髪に懐かしいそれが留められているのに目を細める。もう拒絶に逃げることはせず、穏やかな声を紡いで。自分の手首にある腕輪に彼女にとって見覚えのあるリボンが括ってあるのも隠す気もなく]あたしは平気。手当てもしてもらってるし、充分休ませてももらってるし。マリィこそ。身体は、平気?[自分だけでなく、氷竜に居る仲間も気に掛かっているだろう問いを返した]