[>>+6 温かい手が触れてくる。それはとても心地良くて。悔しくて、悔しくて、止まらない心が少し落ち着いた。心が落ち着けばゆっくりと涙が引いてゆく。もうその役割を終えたと言わんばかりに]………[目を閉じて、クレステッドの手をしばらく感じていた。やがて、涙も枯れる頃に手の甲で顔を拭うと、かすれた声で答える]あなたらしい。私は、あなたのそういう部分が 好きなんです。私は仕事のためなら情など切って捨てる。そんな自分が…どうしようもなく嫌いですよ。