だけど、今の私には何も出来ることなんてない……。
[そう呟いた声は誰かに聞こえただろうか。
言い終わった直後にヴェルナーがやってきた>>+2]
ああ、ヴェルナーさん。
コクーンはやっぱり医療モードでしたよ。
私が最初にいた時よりも稼働しているコクーンが増えています>>3:34し、
まだ探していないですけど、きっとヴェルナーさんの身体も……
[そこまで口にした所で、
コクーンの一つが静かに開いた。
まるで繭から羽化するかのように、
どこか形容の出来ない美しさを伴って
ゆっくりと起き上がる青年の姿を見て私は目を見開いた]