[敬語を止めよう、名前呼び捨てで、と覗き込むように言っている彼女のおねだりを断ることが出来るはずもなく。]そう……ね。そこまで言われたら止めないといけないわね。アイリスもアイリも可愛いから、どっちがいいかしら。……じゃあ、アイリ。改めてよろしくね。[アイリはもう私の友人。直接触れ合うことは出来ないですが、彼女の掌に私の手を伸ばし、握手をする仕草をしてみました。せめて、これ位は。彼女の輝いている表情は眩しく、悲しませないようにしようと心に刻み込まれました。*]