―珈琲の思い出>>4:*81―
『珈琲と紅茶、どちらがいいか?』
[この質問を寮で耳にすることが幾度とあり、それが東西の寮での特徴の表れなのだと知ったのは少ししてのこと。
ヴィンセントの作ってくれるカフェオレはいつも美味しく飲めていた。
その口に広がる甘みは強すぎず、弱すぎず、その温かみはじーんと奥に染みるように、
まるで彼の優しさの現われのようなカフェオレ。
いつしか自分の好物の一つになるくらいに]
うーん、やっぱりブラックのめたら男っぽいかな?
[ふとした疑問の言葉に一度だけいれてもらったことがある。
今もカフェオレを愛飲していることから、結果は推して図るべし**]