[クレメンスとニコラスから聞かされた、シュヴァルベの再建という理想。それが戦争を引き起こした後に改めて作り出すものだと聞いたとき、一瞬躊躇した。躊躇ったまま、クレメンスに手を貸すことをしなければ、自らの理想そのものだったシュヴァルベを、あれほどに破壊せずに済んでいたのに。なぜ、自分は道を誤ったのか。今更気付いても、今更悩んでも、もう遅いけれど]