では、私は地を受け持つとしよう。
[ 空の護りは任せたと、伝えることすらせぬままに ]
『水霊招来...』
[ 言の葉に乗せて放たれた神気に、元より清浄な天上宮の水気が応じてさざめく ]
『地脈同気...... 護法水陣......』
[ 地に遍く走る地脈の金気に沿うように、水の結界を張り巡らせる。それは、同じ天上宮の護りに霊亀神の護り手が残っている事も見越してのこと。
対なる二神の神気合わされば、地の護りは鉄壁。そして、地に集中した神気を感じれば、言葉では伝えなかった空の守護者への信は、自ずと伝わろうか* ]