―いつかの放課後・練武場―
[リエヴルの分析>>4:70>>4:71は自分にとっても驚くほど、よく見ていると思えるものだった。
ディークに以前にいわれたことを思い出す。確かに、よく見ている。
彼から受ける剣の修練はおおむね、受け流しと、そこからの打ち込みの訓練>>72が中心となった。
体力面については、彼からなにかをいわれるということはなく>>73、
一度聞いたときに返された答えは、それが自分に可能かどうかを尋ねるような言葉になるだろうか]
銃とかもっと弾いっぱい撃てれば、近づかれた時の修練少なくてすむのに……
[無い物ねだりをしてもしかたがないのはわかっているが、思わずそういいたくなるほど特訓も優しくはなかった。
ただ、気遣いだけは、いつも忘れずにしてもらえていたと思う。
なにはともあれ、彼の卒業するまでの時間も、自分が居る時間に比べればずっと短い。
学べるうちに、できる限りをというところもあったのだろうか…、
彼の心の内まで、語られることがなければ知る術もなく…**]