― ソマリアードの後悔 ―
[救援を求むという連絡が届いた。
アニーズの鉱山より、もともと最近謎の物音が聞こえるなどの情報があって、騎士団の調査が入ったのである。
結果は最悪。調査中に落盤し、調査にあたっていた騎士と作業している鉱山夫が巻き込まれ、魔物の巣と直結してしまったというものだった。]
[警備兵が問題の鉱山の入り口を封鎖し、魔物が村へあふれ出るのは阻止したものの。
貴重な時間は刻一刻と過ぎてゆく。
そんな折、ようやっと騎士団がホートン砦から出動し、鉱山の入り口に殺到していた魔物を狩り尽くす。
その場には、「何故か」たまたま居合わせたソマリアランもいた。
……もちろんそういう方便になっているが、"夢"を介した呼び出しであった]