[目的の物を手に入れて、ついでに3つ隣の木箱から、携帯食糧とミネラルウォーターを3つ取り出した。
近くに居るだろうジークに、先に渡しておこうと考えて、辺りを見回す。
視界に入った銀色に、この暗い場所でもあの色ならすぐに見つかるな、なんて感心した。
木箱を探るジークの元に近付いて肩に手を乗せ、ジーク、と声をかける]
向こうに居たの、このクルージングとゲームの参加者だ。シュナウザーっていう、危なっかしい軍医なんだが…多分、ジークと同じように送られて来たんだと思う。
気を失ってたから、冷えないように毛布を取りに来た。
あと、ついでに。
[ペットボトルと、ビスケットのような携帯食糧が入った袋を差し出した]