──── 展望ラウンジ ────
["アイリ"と呼ばれる事には慣れていた。
何せ、幼い頃からのあだ名だったのだから。
オクタヴィアの申し出に、少し顔を明るくして頷く。]
あの………さん付けも…いらないです……
えへへ……私…嬉しくて……
こんな姿になってから……みなさんの事…ただ何もできず見ているだけだったから……
オクタヴィアさんがいてくれて……ホッとしてるんです……
2人なら…何かできるかも……
あっ、こ、こんな所にいるのもなんですから、移動…しましょうか……
[こんな真っ暗な所にずっといては気が狂ってしまう。
そうして私は展望ラウンジを後にした。]