[とにかく外が大好きで、友達と遊ぶ時は決まって公園。
家の中で遊んだ事など、殆どなかった。
暗い表情も見せた事がない、誰が見ても"活発で明るい子"。
────それはきっと、子供ながらの気遣い。
私が暗い顔をすれば、両親は私を心配する。
本当の両親を知らない、自分の素性を知らない"可哀想な子"だから。
自分ではそこまで重大だと感じていなくても、彼らにとっては何より大切な事なのだろう。
私は、今の両親が大好きなのに。
だから彼らに心配されないよう、陽気に振舞って2人の目の届かないところに行って。
勿論、友達と遊ぶのは楽しかったけれど。]
ふんふふんふふーん♪〜〜〜〜♪〜〜
[鼻歌交じりにスキップし仲間ら公園に向かった。]