[新しく現れた気配に振り向けば、どうやら見知った顔の様子。] やあ、これはまた妙な顔が来おったわ。 どれ、ここにきて座らんか。[硬直し合っている天使たちを尻目に、──光の天使に飲ませようという手を一時止めて──影の天使をちょいちょいと手招く。] しかしなんだ。 案外と早かったな。[のほほんと、そんなことも付け加えた。]